新型コロナ、初症例確認から2年 変異株発生、終息の兆し見えず

 中国当局が新型コロナウイルス感染症の初症例を確認したとする日から8日で2年となる。中国は、共産党一党支配ならではの強制的な行動制限やPCR検査でウイルスを抑え込む一方、世界では変異株発生などにより流行の波が繰り返し起きており、終息の兆しは見えない。

 ウイルスの発生源や初期患者の分布など不明な点は多いが、中国湖北省武漢市の衛生健康委員会は、流行が判明した後に確認された最も早い発症例は2019年12月8日としている。

 中国では国民に“規制疲れ”もうかがえるが、北京冬季五輪の開幕まで60日を切っており当局は感染拡大を警戒。「ゼロコロナ」政策を変える気配はない。


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