善光寺御開帳でコロナ対策 来年4月、混雑状況HPに

コロナ対策について説明する善光寺事務局の若麻績享則寺務総長(中央)=7日午前、東京都内

 長野市の善光寺で来年予定されている国重要文化財「前立本尊」の御開帳を前に、善光寺と地元商工会議所などでつくる団体は7日、東京都内で記者会見を開いた。新型コロナウイルスの影響により1年遅れの開催で、4月3日から6月29日までの期間中、大勢の人出を見込む。

 コロナ対策として、GPSを利用して混雑を予想しホームページ(HP)に掲載するほか、場所によっては密にならないよう人数を制限する。

 本尊の「一光三尊阿弥陀如来」は絶対秘仏で、数えで7年に1度の御開帳の際に本堂へ移されて公開される。本堂前には、触ると御利益があるとされる高さ約10mの回向柱が設置される。


  • LINEで送る