NY株反発、646ドル高 今年最大、変異株警戒後退

ニューヨーク証券取引所のディーラーたち(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】週明け6日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反発し、前週末比646・95ドル高の3万5227・03ドルで取引を終えた。終値の上げ幅としては今年最大で、昨年11月上旬以来、約1年1カ月ぶりの大きさ。新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」への懸念が後退し、最近の下落で割安感が出た銘柄を中心に買い戻された。

 バイデン米政権の医療顧問トップ、ファウチ国立アレルギー感染症研究所長が5日、オミクロン株について「重症化の度合いがそれほど高くないようだ」と指摘し、投資家の景気悪化への警戒感が和らいだ。旅行関連銘柄などに買いが入った。


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