日米の作戦指揮能力向上へ 演習ヤマサクラ、対面実施

陸上自衛隊の伊丹駐屯地で行われた日米共同方面隊指揮所演習「ヤマサクラ」の開始式=5日、兵庫県伊丹市

 陸上自衛隊と米陸軍などによる日米共同方面隊指揮所演習「ヤマサクラ」の開始式が5日、兵庫県の陸自伊丹駐屯地で行われた。演習は1日から始まっており、座間(神奈川県)や相浦(長崎県)などの駐屯地でも13日まで続く。日本が攻撃され有事に陥った際に展開する共同作戦の指揮能力を、維持向上させるのが目的。

 演習はコンピューターを使った図上訓練で、期間中に日本側から約3500人、米側が約1500人参加する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年前はオンライン会議が中心だったが、今回は対面方式の割合が増えた。

 ヤマサクラは1982年に始まり、日米で毎年1回ずつ実施される。


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