副長官、3回目接種の前倒し明言 「自治体の能力踏まえ」

モデルナ製の新型コロナウイルスワクチン=3月、米ワシントン州(AP=共同)

 木原誠二官房副長官は5日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種までの間隔について、地方自治体の能力を踏まえながら、前倒しを進める考えを示した。「可能なところは前倒ししていただく」と明言した。米モデルナ製ワクチンの活用を念頭に、2回目完了から「6カ月以上」への前倒しを検討しているとみられる。後藤茂之厚生労働相は、新変異株「オミクロン株」の感染状況や、ワクチンの効果も考慮に入れる考えを示した。

 政府は3回目接種の間隔を巡り、当初は「8カ月以上」としたが、現在は例外的に自治体判断で6カ月に短縮可能と変更。さらに原則8カ月に修正し、自治体の混乱を招いた。


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