群馬で30人がコロナ感染 太田の工場でクラスター拡大

群馬県庁=2020年10月、前橋市大手町

 群馬県は5日、30人の新型コロナ感染を確認したと発表した。県によると、このうち26人は、クラスター(感染者集団)が発生した同県太田市の工場の従業員が占めた。この工場での感染者は計42人となった。

 感染者42人は10〜50代の男女で、ワクチンを2回接種した後に2週間が経過していたのが29人、未接種が9人、確認中が4人。いずれも軽症か無症状で、重症者はいないという。2検体を抽出してデルタ株のスクリーニング検査を実施したところ、いずれも陽性と確認された。

 県の感染症・がん疾病対策課は「全国的に見て群馬県は連日感染者が多いが、冷静に対応してほしい」としている。


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