仏戦闘機80機、UAEに売却 「ラファール」契約額2兆円

パリ郊外でデモ飛行するフランスの戦闘機ラファール=2019年(AP=共同)

 【パリ共同】フランス政府は3日、アラブ首長国連邦(UAE)がフランスのダッソー社開発の戦闘機ラファール80機を購入する合意文書に署名したと発表した。ラファールの海外への売却契約として過去最大。フランスのメディアによると、契約額は約160億ユーロ(約2兆円)に上る。

 合意はマクロン大統領のドバイ訪問に合わせて結ばれた。納入開始は2027年。UAEが保有する同社製のミラージュ戦闘機60機の後継となる。

 04年に運用が始まったラファールの購入を決めた国はフランス以外で6カ国となった。インドやエジプト、カタールのほかギリシャなども契約した。


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