塩野義、3回目接種の治験開始 21年度内の実用化目指す

 塩野義製薬は3日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、3回目の「ブースター接種」を行った場合の有効性や安全性を確認する臨床試験(治験)を始めたと発表した。ワクチンは承認申請に向けて、今回の治験のほかに最終段階の治験を始める準備を進めており、2021年度内の実用化を目指す。

 ブースター接種の治験は、ワクチンを2回接種して6カ月以上経過した成人を対象とする。塩野義は新たな変異株「オミクロン株」に対応するワクチンの開発も検討している。


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