心筋炎を「重大な副反応」に 厚労省、警戒度引き上げ

厚生労働省が入る中央合同庁舎=東京・霞が関

 厚生労働省は3日、米ファイザーと米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチン接種後、若い男性で通常より高い頻度で報告されている心筋炎や心膜炎の症状について、通常の注意喚起から「重大な副反応」に警戒度を引き上げ、医師らに報告を義務付けることを決めた。副反応を分析している厚労省の専門部会で了承された。

 一方で心筋炎などは新型コロナ感染の合併症として起こることもあり、その頻度はワクチン接種後よりも高いことが分かっている。そのため厚労省は「接種によるメリットの方が副反応などのデメリットよりも大きい」として引き続き接種を推奨する。


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