真鍋さん、幼い頃から気象に関心 ノーベル物理学賞、7日に授与

1990年ごろ、米プリンストン大を案内する真鍋淑郎さん(右)=米ニュージャージー州(椙浦ゆかさん提供)

 地球温暖化を予測する気候モデルを開発し、今年のノーベル物理学賞に決まった米プリンストン大上席研究員の真鍋淑郎さん(90)が日本時間7日未明、居住する米国でメダルなどの授与を受ける。幼い頃から知る元同級生らは、勉学に励み、気象に早くから関心を抱いていたと口をそろえる。飾らない性格が好かれ、授与を前に改めて「誇らしい」と祝う声が上がる。

 真鍋さんは愛媛県新宮村(現四国中央市)出身。元同級生の大岡武重さん(90)によると、真鍋さんは当時から気象に関心があり、台風と水不足の関係や台風の勢力を弱める方法など話したことがある。大岡さんは「自慢の人だね」と目を細める。


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