葬儀仲介サイトで不当契約 独禁法違反疑い、公取委

 公正取引委員会は2日、インターネット上で葬儀社を仲介するサイト「小さなお葬式」を運営する「ユニクエスト」(大阪市)を独禁法違反(不公正な取引方法)の疑いで審査していたと発表した。葬儀社との間で、ユニクエストと競合する他社との取引を禁止する不当な契約を結んでいた。公取委はこの契約制度が撤廃されたことを受け、審査を終了した。

 公取委によると、ユニクエストは2018年から葬儀社との契約で、手数料を多く支払う代わりに同様のサイトを運営する他社との取引を禁止する「特約加盟店制度」を設けていた。21年9月時点で、加盟する1099社のうち229社が特約加盟店だった。


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