東証反落、182円安 新変異株への警戒感続く

東京証券取引所=東京・日本橋兜町

 2日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落し、終値は前日比182円25銭安の2万7753円37銭と10月7日以来、約2カ月ぶりの安値を付けた。新型コロナウイルスの新たな変異株オミクロン株の流行で、経済が停滞するとの警戒感が引き続き強く、売り注文が優勢だった。

 業種別では航空や鉄道関連銘柄の値下がりが目立った。東証株価指数(TOPIX)は10・37ポイント安の1926・37。出来高は約13億4800万株。

 米国内で新変異株の感染者が初確認され、前日の米株式相場が下落した流れから、2日の平均株価は取引開始直後に300円近く下げた。


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