ミャンマーとアフガン大使が留任 国連、正統性の判断を留保

 【ニューヨーク共同】国連総会の信任状委員会は1日、国連大使の正統性が争われているミャンマーとアフガニスタンについて、誰を正式な大使と認めるか非公開で協議した。議長を務めたスウェーデンのエネストロム国連大使は協議後、委員会としての判断を留保すると記者団に述べた。両国とも当面は現職が大使の座にとどまることになった。

 ミャンマーは国軍が新大使を独自に指名。アフガンもタリバンが同様の意向を示していた。

 エネストロム氏は留保の理由を明らかにしなかったが、国際社会でミャンマー軍政とタリバン暫定政権を承認する動きが広がっていないことを考慮したとみられる。


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