全銀協会長、半沢氏で調整 三菱UFJ頭取、みずほ困難で

三菱UFJ銀行の半沢淳一頭取

 全国銀行協会(全銀協)が、高島誠会長(三井住友銀行)の後任として三菱UFJ銀行の半沢淳一頭取を選ぶ方向で調整に入ったことが2日、分かった。当初はみずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長の就任を検討していたが、相次ぐシステム障害によって金融庁から業務改善命令を受けたため、困難となった。

 理事会で月内にも内定する見通し。交代時期は来年春から夏で調整している。

 坂井氏は今年4月の会長就任が内定していたが、システム障害の発生で辞退し、高島氏が7月から引き受けた。全銀協は次の会長を坂井氏にすることを視野に入れていたが、坂井氏の来年4月の引責辞任で白紙となった。


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