新年一般参賀、来年も中止 陛下ビデオメッセージ検討

1月、新年の一般参賀が取りやめになり、閉じられたままの皇居正門=東京都千代田区

 宮内庁は2日付で、来年の新年一般参賀について、新型コロナウイルス禍を考慮し、今年に続いて2年連続で中止すると発表した。限られた場所に多くの人が密集することなどが理由で、代わりに天皇陛下による国民に向けたビデオメッセージを検討中という。

 新年の一般参賀は例年1月2日に実施。天皇、皇后両陛下のほか、皇族が皇居・宮殿の長和殿のベランダに立ち、国民から祝意を受けられる。来年行われれば、成年皇族となった両陛下の長女愛子さまも初登場が見込まれていた。

 取りやめとなった今年は、陛下が参賀の代わりに、国民向けに感染拡大を憂慮し、支え合いを願うビデオメッセージを出した。


  • LINEで送る