東海第2、テロ対策施設設置了承 福島第1原発と同じ沸騰水型で初

 原子力規制委員会は1日の定例会合で、日本原子力発電が再稼働を目指す東海第2原発(茨城県)のテロ対策施設「特定重大事故等対処施設」(特重施設)の設置計画を了承した。東京電力福島第1原発と同じ「沸騰水型」での了承は初めて。今後、経済産業相らの意見を聞いた上で正式に許可する。

 特重施設は航空機衝突などの原発へのテロ行為を想定し、新規制基準で設置を義務化。原電は2019年9月、設置計画を規制委に申請した。離れた場所から原子炉の冷却や減圧を続ける緊急時制御室などを設ける計画で、費用は約610億円を見込む。設置期限は23年10月17日。


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