燃料タンク、住宅20メートル 道路柵直撃、青森県知事抗議へ

青森空港に緊急着陸後、駐機する米軍三沢基地所属のF16戦闘機(左下)=1日午前11時38分(共同通信社機から)

 青森県で米軍機が燃料タンク2個を投棄した問題で、金属製物体が同県深浦町の住宅地から約20〜30メートルしか離れていないところで見つかり、タンクの1個と確認されたことが1日、防衛省などへの取材で分かった。国道脇の柵が直撃を受け一部が壊れた。米軍は「(青森県の)岩木山近くの非居住地域に投棄した」と発表しているが、道路上では燃料も見つかっており、付近住民からは不安の声が上がっている。

 三村申吾知事は1日、県庁で記者団に「大変遺憾。米軍と防衛省に対して厳重に抗議したい」と語った。日本政府は米側に遺憾の意を伝えた。


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