作詞家の喜多條忠さん死去 「神田川」「やさしい悪魔」

「神田川」のジャケット

 「神田川」「やさしい悪魔」などのヒット曲で知られる作詞家の喜多條忠(きたじょう・まこと)さんが11月22日午前6時、肺がんのため死去した。74歳。大阪市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻輝美(てるみ)さん。

 文化放送で放送作家をしていた1973年、自身の学生時代の体験をヒントに書いた「神田川」を、南こうせつさんらのフォークグループ、かぐや姫が歌い、ミリオンセラーとなった。続く「赤ちょうちん」「妹」でもつましい若者の暮らしを描き、「4畳半3部作」として親しまれた。

 キャンディーズには「やさしい悪魔」「暑中お見舞い申し上げます」などを提供した。


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