10月の住宅着工、10・4%増 4年9カ月ぶり高い伸び

 国土交通省が30日発表した10月の新設住宅着工戸数は前年同月比10・4%増の7万8004戸となり、8カ月連続で増加した。2017年1月(12・8%)以来4年9カ月ぶりの高い伸び率となった。注文住宅の持ち家が16・6%増とけん引した。新型コロナウイルス感染症流行で落ち込んだ前年同月の反動があった。

 持ち家は2万6840戸で12カ月連続のプラス。住宅ローン減税の特例期限を前に発生した駆け込み需要も出ているとみられる。貸家は14・5%増の2万9822戸と8カ月連続で増えた。分譲住宅は0・6%増の2万836戸と2カ月ぶりにプラスとなった。


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