2021年11月30日 11:04 | 無料公開
コンビニ弁当などの廃棄食品=2018年、千葉県内
政府は30日、まだ食べられるのに捨てられた「食品ロス」が2019年度に570万トン発生したとの推計を発表した。前年度から30万トン減り、推計を始めた12年度以降、最少となった。減少は4年連続で、初めて600万トンを割り込んだ。
内訳は、家庭からの排出が15万トン減の261万トン、飲食店やコンビニなどの事業者が15万トン減の309万トン。
山口壮環境相は記者会見で「減少の要因は一概には言えないが、国民運動として削減に取り組んだのが大きい」と説明。
食品ロスの推計は今年4月に18年度分を発表したばかりだが「発表が遅い」との批判を受け、時期を見直した。