大阪ガス、洋上風力に本腰 東北、九州の4カ所で計画

大阪ガスが洋上風力発電の設置を計画する秋田県沖の海域

 大阪ガスが脱炭素社会実現の流れを受けて洋上風力発電の開発に力を入れている。今秋には新たに青森県沖の日本海で最大出力計90万キロワットの洋上風力の開発計画を明らかにした。東北と九州の国内計4カ所で計画する洋上風力の最大出力は合計で約190万キロワットに上り、既存の大型発電所に匹敵する規模感だ。

 青森県沖の開発計画では10月に環境影響評価(アセスメント)の第1段階となる「環境配慮書」を公表。秋田県沖では最大出力計40万キロワットの洋上風力発電について2029年の運転開始を目指し、商社などと今年7月に海底の地盤調査を始めた。


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