皇位継承の議論30日に再開 4カ月ぶりに有識者会議

 政府は29日、安定的な皇位継承策を議論する有識者会議(座長・清家篤元慶応義塾長)を30日に再開すると正式発表した。開催は約4カ月ぶりで、岸田政権発足後初めて。答申取りまとめに向けた検討に着手する。岸田文雄首相が出席し、発言する。政府は答申を受け、国会に検討結果を報告する方針だ。

 有識者会議は前回7月26日の会合で(1)女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する(2)皇族の養子縁組を可能とすることで、皇統に属する男系男子が皇族となることを可能とする―の2案を軸とする中間報告を公表した。さらに議論を進めるため、政府に具体策の調査・研究を求め、会議を中断していた。


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