韓国、防疫措置の追加緩和見送り コロナ感染者急増に「危機」

29日、ソウルの韓国大統領府で開かれた政府の会議で発言する文在寅大統領(聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国政府は29日、新型コロナウイルスの感染拡大対策として、国内で一部運用が始まっている「ワクチンパスポート(ワクチン接種証明書)」の有効期間を6カ月とすることを決めた。有効期間はこれまで設けていなかったが、時間とともに感染予防効果が低下すると判断した。追加接種の早期実施を促す狙いもある。12月20日から施行する。

 韓国でワクチンパスポートはスマートフォンのアプリで運用されており、遊興施設への入場や100人以上の大規模集会などに参加する際には提示が義務付けられている。


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