再び高速鉄道計画を議論 シンガポールとマレーシア間

 【シンガポール共同】シンガポールのリー・シェンロン首相は29日、一度撤回された同国とマレーシアを結ぶ高速鉄道建設計画について「マレーシア首相から(計画の)議論を復活する提案があった」と述べた。シンガポールを訪問したマレーシアのイスマイルサブリ首相との記者会見で明らかにした。

 リー氏は「今後、マレーシアからの詳細な提案を心待ちにしている」とし、運輸担当の閣僚で具体的に議論を進めると説明した。

 シンガポールとマレーシアの首都クアラルンプールを結ぶ計画は2013年に両国が基本合意。両都市間約350キロを1時間半で結ぶ構想で、日本や中国の企業が強い関心を示した。


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