オミクロン株、特性は依然不明 WHO、拡大防止の徹底訴え

世界保健機関(WHO)本部=昨年5月、スイス・ジュネーブ(ロイター=共同)

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は28日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」について、感染力が強まっている可能性はあるものの、重症化率の高さなどの特性は「依然としてはっきりしていない」とした。3密(密閉、密集、密接)の回避などの感染拡大防止策はオミクロン株にも有効として、対策の徹底も改めて訴えた。

 WHOによると、オミクロン株は南アフリカの一部地域で感染者と入院患者が増えているが、同株の特性によるものか、他の要素が絡むものなのかどうかはさらなる調査が必要。症状が他の変異株と比較して異なるという情報はないという。


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