漁協、協定改定で空港共用議論へ 佐賀、オスプレイ配備計画巡り

 陸上自衛隊の輸送機オスプレイの佐賀空港(佐賀市)配備計画を巡り、佐賀県有明海漁協が、自衛隊との空港共用を否定した県との協定を条件付きで見直す議論を始めることが28日、漁協関係者への取材で分かった。30日の漁協の会議で取り上げる。漁協が共用を受け入れれば計画実現に向け前進となるが、反対意見もある。

 防衛省は佐賀空港に陸自駐屯地を併設してオスプレイ17機を配備する計画。関係者によると、地権者が駐屯地建設の用地を売却するかどうかの判断材料とするため、概算買収額を示すことを条件にする。ほかにも用地の面積や、駐屯地の排水対策の提示も求める。


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