大阪に聖徳太子像お目見え 住民グループ寄付募る

近鉄上ノ太子駅前に建立された聖徳太子像=27日午後、大阪府羽曳野市

 聖徳太子(574〜622年)が没し1400年目となり、太子の名に由来する大阪府太子町の住民グループが、太子の銅像を町の玄関口となっている近鉄上ノ太子駅前(大阪府羽曳野市)に建立し、27日に町と共催で除幕式をした。町には太子の墓とされる古墳がある。

 十七条憲法制定や遣隋使派遣などの功績を後世に伝えようと全国に寄付を呼び掛け、地元をはじめ関東、北陸、近畿、四国などから1200万円以上が集まった。

 像は高さ1・9メートルで、台座を含めると3・2メートル。デザインは誰もがイメージを抱けるようにと、かつての1万円札に採用された肖像画をモチーフにした。


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