南ア変異株、各国が水際対策強化 航空機の乗り入れを制限

 南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株が確認され、各国政府は26日までに、航空機の乗り入れ制限など水際対策の強化に一斉に乗り出した。南アの変異株は免疫を回避する性質や高い感染力を持つ恐れがある。欧米メディアによると、英国やフランス、イタリア、シンガポール、イスラエルなどが南アからの渡航制限に動き始めた。

 変異株については、まだ情報が十分でない。ただ香港大学の専門家はロイター通信に「このウイルスは恐らく、既に別の地域に広がっているだろう。今ドアを閉めても、もう遅すぎるのかもしれない」と悲観的な見方を示した。


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