3回目接種、転居後も円滑に 自治体間で情報照会

新型コロナウイルス感染症のワクチン接種

 デジタル庁は26日、転入者の新型コロナウイルスワクチンの接種歴について、各市区町村が12月中旬から転出元自治体に情報照会できるようにすると発表した。3回目の接種券を円滑に送付できるようにする狙い。現行では、本人の同意がなければ、引っ越し先の自治体へ接種情報を伝えることを認めていなかった。

 接種情報は、国が整備し市区町村が管理する「ワクチン接種記録システム(VRS)」に登録されている。デジタル庁は今後システムを改修し、市区町村がVRSにアクセスし、マイナンバーを手がかりに転入者の接種歴を探し出すことを可能にする予定だ。


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