ブリーダーとの契約慎重に コロナ禍で飼育増、トラブル多発

 新型コロナウイルス禍で新たに飼育される犬や猫が増える中、国民生活センターは25日、ブリーダーからのペット購入を巡る相談が2020年度、全国で過去最多の324件に上ったと発表した。担当者は「信頼できるブリーダーを探し、慎重に検討してから契約してほしい」と呼び掛けている。

 センターによると、ブリーダーに関する相談件数は215件が寄せられた17年度以降、年々増加。契約書を渡されていなかったり、購入後に先天性の病気が判明したりするケースが目立つ。近年は「ブリーダー紹介サイト」を通して契約したものの、トラブルが起きてもサイトが対応しないといった例もあるという。


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