暖房器具事故、5年で77人死亡 火災やCO中毒、冬は注意を

洗濯物と接触して発火した電気ストーブ(NITE提供)

 製品評価技術基盤機構(NITE)は25日、ストーブやファンヒーターによる火災や一酸化炭素(CO)中毒で、今年3月までの5年間に77人が死亡したと明らかにした。事故は12月〜2月の冬場に多いとして、注意を呼び掛けている。

 NITEによると、事故は5年間で652件発生。石油タイプの機器では、誤ってガソリンを給油して発火するなど誤使用や不注意による事故が半数近くを占めた。電気タイプは、近くにあった衣類や寝具に接触したケースが目立った。

 死傷者の年齢が把握できた392件のうち、80歳以上が103件と最多。


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