在沖縄米海兵隊トップが就任 陸自と連携強化に意欲

交代式であいさつする新司令官のジェームズ・ビアマン中将=9日午後、沖縄県宜野湾市

 在日米海兵隊を統括する第3海兵遠征軍司令官の交代式が9日、沖縄県宜野湾市の普天間飛行場であり、新司令官にジェームズ・ビアマン中将が就任した。第3海兵遠征軍は緊急事態に備えた部隊。式典のあいさつで「地域の平和を守るため、(脅威を)抑止するための努力を惜しまない」と述べた。陸上自衛隊との連携強化にも意欲を示した。

 ビアマン氏は2020年から海兵隊第3海兵師団長を務めた。式典後、報道陣の取材に応じ、陸自との協力関係は過去2年で深化してきたとし、「確実に次のレベルにつなげていきたい」と強調した。

 交代式には県や自衛隊の関係者を含む計400人以上が参加した。


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