スーダン軍が発砲、7人死亡 クーデター抗議のデモ隊と衝突

25日、スーダン首都ハルツームで、軍を非難し抗議する人々(AP=共同)

 【カイロ共同】軍が首相らを拘束して権力を掌握したアフリカ北東部スーダンの首都ハルツームなどで25日、クーデターに抗議する数万人のデモ隊が軍部隊と衝突した。軍部隊は実弾を発砲し、ロイター通信は7人が死亡、140人が負傷したと伝えた。国際社会からは非難が相次いだ。

 米国務省のプライス報道官は25日「民政移管の流れに逆行する」と批判し、スーダンに対する7億ドル(約800億円)の援助を停止すると明らかにした。国連のグテレス事務総長は「軍事クーデターを非難する」と述べ、拘束された人々の釈放を要求した。

 発砲はハルツームの軍施設付近であった。


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