新生銀行、SBIと協議継続 折り合えばTOBに賛同

インタビューに答える新生銀行の工藤英之社長

 新生銀行の工藤英之社長が22日、共同通信のインタビューに応じ、SBIホールディングスからの株式公開買い付け(TOB)に「折り合えば賛同する」と述べ、協議を続ける考えを示した。株主の利益を最大化するためにTOBの条件変更を求めているが、SBIは応じていない。

 SBIは約20%保有する新生銀株を最大48%まで買い増す計画。新生銀はTOBに反対する一方、SBIが買い取り上限を撤廃し、買い取り価格を引き上げれば賛同する姿勢を示している。

 工藤氏は「ゼロか100の話ではない」と説明し、要求をSBIが全て受け入れない場合でも、賛同に転じる可能性を示唆した。


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