時短解除、繁華街に期待と不安 生活スタイル変化影響も

飲食店の明かりがともる東京・新橋の繁華街=21日夕

 新型コロナウイルスの感染者数減少に伴い、飲食店に酒類提供の制限や時短営業の要請を解除する動きが各地で相次ぐ。苦境が続いた繁華街の飲食店からは、今後のにぎわい回復に期待する声が上がる。コロナ禍で生活スタイルが変わり、元通りの客足が見通せず不安も漏れた。

 東京・新橋の「焼肉男マンモス」は、緊急事態宣言が発令中だった今年6月1日に開店。店長(27)は「本来営業を終える午前0時の時間帯を、オープン以来一度も迎えたことがない」と明かす。

 横浜市中区で居酒屋を営む女性(63)は「会社に出てこない人も多い。客が100パーセント戻るかどうか分からない」と顔をしかめた。


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