FB、16億円支払いで和解 米政府の労働者差別訴訟

米フェイスブックの看板=4日、米カリフォルニア州メンロパーク(ゲッティ=共同)

 【ワシントン、ニューヨーク共同】米政府は19日、米国の労働者を違法に排除したとして米交流サイト大手フェイスブック(FB)を相手取った訴訟で、FBが民事制裁金など計1425万ドル(約16億3千万円)を支払うことで和解したと発表した。司法省によると、移民国籍法の差別禁止要件違反に関連した支払額として過去最大。

 司法省の訴えによると、FBは2018〜19年の2600件超の求人で一時的な就労ビザを保有する外国人の雇用を優先し、米国の労働者が特定の職種に応募するのを妨げた。FBは「政府の基準を満たしてきたと強く信じているが、訴訟を終了させることに合意した」とした。


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