2021年10月19日 17:41 | 無料公開
創薬ベンチャーの「VLPセラピューティクス・ジャパン」(東京)は19日までに、少ない接種量で効果が期待できる新しいタイプの新型コロナウイルスワクチンについて、初期段階の臨床試験(治験)を大分大病院で12日から始めたと発表した。来年中の実用化を目指すとしている。
国内外で接種が進む米ファイザー製やモデルナ製ワクチンと同様、メッセンジャーRNA(mRNA)と呼ばれる遺伝物質を利用している。
ただ投与後に一定期間、体内で自己増殖する仕組みを用いているため、従来よりも投与量が10分の1から100分の1程度で済み、副反応の低減も期待できるという。