2021年10月17日 11:46 | 無料公開
東京電力福島第1原発を視察する岸田首相。左奥は3号機。右は西銘復興相=17日午前(代表撮影)
岸田文雄首相は17日、東日本大震災で炉心溶融や水素爆発が起きた福島県の東京電力福島第1原発を訪れ、廃炉作業や処理水を巡る現状を視察した。その後、記者団に「多くの課題が残っている。二度とこのような事故を起こしてはいけないと感じた」と表明した。
海洋放出方針が決まった、タンクに保管中の大量の処理水については「多くのタンクが立っている姿を見て、先送りできないと痛感した。透明性をもって説明していくことが大事だ」と述べた。富岡町で記者団の質問に答えた。首相が福島県を視察したのは就任後初めて。