首相、韓国に解決策を要求 関係悪化「放置できず」

参院本会議で答弁する岸田首相=13日午後

 岸田文雄首相は13日、参院本会議の代表質問で、日本企業の資産が差し押さえられた元徴用工訴訟問題に関し、韓国側の適切な対応を求める考えを示した。「日韓を健全な関係に戻すべく、受け入れ可能な解決策を韓国側が早期に示すよう強く求める」と述べた。悪化した日韓関係の現状は非常に厳しいとする一方「このまま放置できない」とも語った。野党は、選択的夫婦別姓制度を巡り首相が消極姿勢に転じたとして批判した。

 衆参両院で3日間の代表質問は終了。臨時国会は会期末を14日に控え、審議を終えた。首相は核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応で「日韓、日米韓の連携は不可欠」と強調した。


  • LINEで送る