京都・南座の顔見世、今年も短縮 歳末恒例の歌舞伎公演

 松竹は28日、京都市東山区の南座で開く歳末恒例の歌舞伎公演「吉例顔見世興行」について、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、昨年に続き開催期間と上演時間を短縮して行うと発表した。片岡仁左衛門さんをはじめ、松本幸四郎さん、片岡愛之助さんらが出演する。

 公演は12月2日から23日までで、例年の1カ月弱より短縮。例年は昼夜2部制で各4演目程度を4〜5時間かけて上演していたが、昨年に続いて今年も3部制各2演目とし、上演時間も各部約2時間と短くした。

 俳優の屋号を呼び掛ける「大向こう」は禁止し、販売席数も約1080席のうち、約650席に抑える。


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