4候補、農業振興や防災強化訴え 自民総裁選、党主催の討論会

自民党総裁選のオンライン討論会に臨む(左から)河野行革相、岸田前政調会長、高市前総務相、野田幹事長代行=25日午後、東京・永田町の党本部

 自民党総裁選に立候補した河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行は25日、党主催のオンライン討論会に臨んだ。3日目のこの日は、防災や農林水産政策を中心に議論。各候補は農業振興に向け、担い手育成や高付加価値化の重要性を主張したほか、総事業費約15兆円の国土強靱化「5カ年加速化対策」の着実な実施で防災強化に努める姿勢を示した。

 岸田氏はインフラ整備や施設の老朽化対策などを進め、強靱化計画を拡充すると強調した。高市氏は「防災コストより復旧コストの方が高くなる」とし、大胆な危機管理投資の必要性を提唱した。


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