コロナ第6波備え医療体制見直し 病床確保、臨時施設を拡充

厚生労働省=東京都千代田区霞が関

 新型コロナウイルスの流行「第6波」の到来に備え、厚生労働省は25日までに医療提供体制の見直しに着手した。第5波では自宅療養中に亡くなる人が各地で相次いだ。このため既存の医療機関に病床確保を求めるだけでなく、体育館などを利用した臨時医療施設の拡充にも力を入れ、第5波を超える感染拡大にも耐えられる体制を目指す。

 ただいずれも必要な医療人材の確保が要となる。第5波の反省を踏まえ、誰もが必要な治療を受けられるよう、実効性のある対策が打ち出せるかどうかが焦点だ。

 第5波の新規感染者数ピークは8月20日の約2万5800人。


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