菅首相、ワシントンへ出発 日米豪印首脳会合に出席へ

日米とオーストラリア、インド4カ国の首脳会合に出席するため、米国へ出発する菅首相(右から2人目)=23日午後、羽田空港

 菅義偉首相は23日、米ワシントンを訪問するため、政府専用機で羽田空港を出発した。日米とオーストラリア、インド4カ国の首脳会合に出席。バイデン米大統領やインドのモディ首相らとの個別会談も予定している。首相のワシントン訪問は「台湾海峡の平和と安定の重要性」を確認した4月の日米首脳会談以来。

 退陣表明した首相が外国を訪問するのは珍しく、野党からは「卒業旅行」との声も出ている。首相は23日、新型コロナウイルスワクチンや先端技術、気候変動問題に関して4カ国で話し合い「自由で開かれたインド太平洋の具体化の道を探る」と羽田空港で記者団に意義を強調した。


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