地銀、SBIに警戒感強める 新生銀行へのTOB注視

 SBIホールディングスによる新生銀行への株式公開買い付け(TOB)を受け、地方銀行がSBIに警戒感を強めている。SBIが地銀連合の形成を進めようと、地銀にも敵対的買収など強硬な対応に出かねないとの臆測を呼んでいるためだ。新生銀はSBI傘下となれば、地銀との取引に支障が出ると訴えており、地銀はTOBの行方を注視している。

 SBIは地銀との資本提携を広げる「第4のメガバンク構想」を掲げ、資本提携する銀行を8行まで増やしている。最初の提携相手の島根銀行(松江市)はSBIの資産運用ノウハウを活用しながら、コスト削減を断行。21年3月期の純損益が黒字に転換した。


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