連合会長、異例の立候補なし 任期あと2週間、調整難航

 来月6日に任期満了を迎える連合の役員改選を巡り、22日の期限までに会長や事務局長の立候補届け出がなく、選挙管理委員会が30日まで締め切りを延長する異例の事態になったことが22日、関係者への取材で分かった。3期6年を務めた現職の神津里季生会長(65)は退任の意向を示しているが、後任の人選が難航。ぎりぎりまで組織内の調整が続く見通しだ。

 期限延長は1989年の連合発足後、初めてという。

 連合は役員改選に当たり、従来、選挙戦による組織内の混乱を避けるため、加盟する産業別労働組合(産別)の幹部らでつくる役員推薦委員会が事前に候補者を調整し、一本化を図ってきた。


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