中国恒大集団、社債利払い集中 続く資金繰り懸念

恒大集団の社債利払い日

 【北京、ワシントン共同】経営難に陥った中国不動産大手、中国恒大集団が過去に発行した社債の利払い日が集中して到来する。金融情報会社リフィニティブによると、23日は日本円で計130億円の利払い日となっている。10月までの利払い額は200億円を超えるとみられる。

 恒大の負債総額は6月末時点で1兆9665億元(約33兆3千億円)と巨額で、デフォルト(債務不履行)の懸念から世界同時株安を招いた。恒大の主要グループ企業は23日が期日の社債利払いを実行すると22日に発表したが、今後の利払いに支障が生じれば金融市場にさらに影響を与える恐れがある。


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