ワクチン接種、世界で60億回 格差深刻、遅れる低所得国

 【ロンドン共同】世界の新型コロナウイルスワクチンの接種回数が22日、英大学の研究者らの集計で累計60億回に達した。感染力が強いデルタ株の急拡大を抑えるため、3回目のブースター接種に踏み切る国が増える一方、低所得国では接種が遅れており、ワクチン格差は依然として深刻な状態が続いている。

 オックスフォード大によると、21日時点の国別では中国が最多で約20億回。インド、米国、ブラジルと続き、日本は約1億5千万回で5位。

 地域別では、全体の70%近くの計40億回超がアジアで接種された。世界人口の20%弱を占めるアフリカは約1億3千万回。


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