アフガン協力者情報、漏えい恐れ 英政府が謝罪

 【ロンドン共同】英国のウォレス国防相は21日の下院で、アフガニスタンでかつて英軍の通訳として働き、国外脱出を望むアフガン人ら250人以上のメールアドレスなどが英国防省のミスで漏えいした可能性があるとし、謝罪した。アフガンの実権を握ったイスラム主義組織タリバンを恐れ、アフガンで身を潜める人も含まれ、英与野党議員が政府に早急な救出を求めている。

 ウォレス氏によると、国防省でアフガン人の移住支援を担うチームが20日、アフガンに残る通訳らに連絡する際、受信者のメールアドレスを伏せずに一斉送信した。アドレスのほか氏名やプロフィル写真も閲覧できる状態だった。


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