36歳女性、ワクチン4回接種 大阪「効果高めたかった」

新型コロナウイルスワクチン接種のための注射器

 大阪府羽曳野市は21日、同市の元放射線技師の女性(36)が新型コロナウイルスワクチンの接種を故意に計4回受けていたと発表した。女性は医療従事者の先行接種で2回受けた後、一般の接種券を利用した。「ワクチンの効果を高めたかった」と話している。現時点で体調に異常はないという。

 市によると、女性は医療従事者の優先枠を使い、3月8日と29日に計2回接種し、3月末で勤めていた府内の病院を退職。8月29日に市が送付した接種券を市内の接種会場に持参し、「初めて」と偽って3回目を受けた。9月19日に4回目を終えた後、接種歴を登録する際に重複が判明した。


  • LINEで送る