2021年9月21日 18:56 | 無料公開
デジタル庁は21日、前身組織である内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室の定例幹部会議を記録した音声データ12件のうち、11件を破棄したと明らかにした。保存したのは、平井卓也デジタル相が「(発注先を)脅しておいた方がいい」と発言していたことが分かる1件だけだった。
記録時期は今年3〜6月。専門家は、デジタル庁が9月に発足するまでの経緯を知るための資料として、全て残すべきだったと指摘している。
定例会議は週1回程度、オンラインで開かれ、当時はデジタル改革担当相だった平井氏と幹部職員らが出席。IT室は11件の音声データを、今年6月ごろに消去したという。